数字を見ているのに、前に進めないと感じたら 

こんにちは。

人とお金の両面から
経営者のビジョン実現をサポートしている
経営コンサルタント 市岡沙有理です。

 

組織風土コンサルタントの認定を受けました!

続きは編集後記で。

 


数字を見ているのに
「次に何をすればいいか分からない…」
そんな経験はありませんか?

 

ある大企業が、
膨大な購買データを使った新サービスに挑戦しました。
会議室には毎週のように数字が並び、
分析結果が共有されていきます。

しかし──
「このデータから何が言えるのか?」
そんな問いばかりが繰り返され、
行動につながる“次の一歩”は見えてきませんでした。

 

結局、サービスは短期間で終了してしまいます。

データ“から”何かを探そうとするアプローチでは、
前に進めなかったのです。

 

一方、コマツのアプローチはまったく逆でした。

コマツの「コムトラックス」は、
重機の稼働データを一元管理できる仕組みです。

 

しかし、出発点はデータではありませんでした。

現場の非効率や顧客の“困りごと”を起点に、
「どんな情報があれば改善につながるのか?」
という仮説を立て、
その仮説をデータで確かめていく。

優良事例との比較を通じて改善点が明確になり、
コマツは“重機を売る会社”から、
“現場の課題を解決する会社”へと進化していきました。

 

2つの企業が示してくれたのは、
まったく異なるアプローチの違いでした。

前者は、データを見てから考えようとした。
後者は、問いを立ててからデータで確かめた。

 

違いはたったこれだけです。

データが答えをくれるのではなく、
「問い」がデータに意味を与えるのです。

 


どんな“問い”を確かめてみたいですか?

 

売上の停滞、利益率の低下、離職の増加…。
どれも、問いが明確になった瞬間に、
“データで確かめられる課題”へと変わります。

大切なのは、
“データを見ること”ではなく、
“問いをつくること”。

その問いが、会社の未来を切り開く第一歩になります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ご感想やご質問など、何かありましたら
お気軽にご返信ください。

それではまた、お会いしましょう!
市岡沙有理でした(^^)!

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【編集後記】

昨日、VSコンサルタント(組織風土コンサルタント)の
認定通知が届きました。

 

VSコンサルタントとは、
Six Seconds社の「バイタルサイン診断(VS)」を
使って、組織やチームの風土を測定し、
成果につながる改善を支援する専門家です。

職場の「空気感」や信頼関係を可視化し、
チームがより高いパフォーマンスを
発揮できるよう導く役割を担います。

 

講座を受講した後、実際に企業の診断を行い、
レポートを提出して認定されました。

 

社内に課題感があるとき、組織風土診断を行うことで、
感覚だけでなく“データで裏付けされた状態”を把握でき、
より具体的な対策を考えることができるのでおすすめです。

正式には改めてご案内しますが、
ご興味のある方はお気軽にお声かけくださいね(^^)

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